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京都市京セラ美術館で開催されている、「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行きました

西洋社会における様々な愛の概念が
絵画芸術にどのように描出されてきたのかが
この展覧会のテーマです。

ルーヴル美術館のコレクションの中から
73点の絵画が選ばれて展示されていました。

印象に残った作品は、3つの作品でした。

サッソフェラートの「眠る幼子イエス」

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(c) LOUVRE

幼子イエスを優しく胸に抱き、
清らかな寝顔をそっと見つめる聖母マリアが描かれています。

ほのかに憂いを帯びたその表情は、
いずれ人類の罪をあがなうために十字架にかけられ、
命を落とすことになる我が子の運命に想いを馳せているようにみえます。

眠る幼子を抱く聖母像は、
キリストの受難の暗示として、
ルネサンス以降頻繁に描かれるようになりました。

(京都市京セラ美術館 ホームページより)


リオネッロ・スパーダの「放蕩息子の帰宅」

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(c) LOUVRE

聖書の放蕩息子のたとえ話が描かれています。

父親から財産を分け与えられた息子は、
他国へ旅立ち、贅沢三昧に暮らします。
遊び暮らしているうちに大飢饉が起こり、
無一文になった息子は、非常に苦しい生活を送ります。
ふと、息子は自らの帰るべき場所を思い出し、
父親の家へと帰ります。

父親は息子を抱き寄せ、無条件に許しました。
息子は深く反省し、悔い改めました。

息子は、少年のように若く、
父親は、老人のように描かれています。


ウスターシュ・ル・シュウールの「キリストの十字架降下」

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(c) LOUVRE

磔刑の直後、キリストの遺骸を十字架から降ろす場面が描かれています。

神は、我が子キリストに、
人類の罪をあがなうために、
十字架刑で犠牲の死を遂げる過酷な運命を与えました。

キリストの磔刑は、
神が人間に注ぐ無条件の愛を表しています。

(京都市京セラ美術館 ホームページより)
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兵庫県立美術館で開催されている、「ゴッホ展」に行きました

この展覧会では、
フィンセント・ファン・ゴッホの絵画と、
ゴッホに大きく影響を与えたハーグ派、印象派の絵画が、
ゴッホの言葉とともに、83点展示されていました。

印象に残った作品は、ゴッホの2つの作品でした。

「糸杉」

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(c) メトロポリタン美術館

ゴッホは、晩年に、糸杉を描き続けました。

友人の画家 エミール・ベルナールへの手紙で、
「僕の野心は、ほんの大地の端くれだ。
 芽吹く麦だ。オリーヴの園に、糸杉だ。
 例えば、最後のやつなんかはそう易々と描けない。」
と語っています。

「麦畑」

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(c) P.&N.デ・ブール財団

初夏のプロヴァンス地方の小麦畑を描いています。

ゴッホは、弟 テオへの手紙で、
「こんな幸運に恵まれたことがないからか。
ここの自然は尋常じゃないほど美しい。
どこもかしこも。なにもかもだ。」
と語っています。

京都国立近代美術館で開催されている、「円山応挙から近代京都画壇へ」に行きました

この展覧会は、近世から近代へ
円山・四条派の画家たちの系譜をたどる展覧会でした。

印象に残った作品は、3つの作品でした。

円山応挙の「松に孔雀図」(部分)

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(c)兵庫・大乗寺

松と孔雀は、墨一色で描かれていますが、
墨の濃淡により、変化をつけています。


円山応挙の「郭子儀図」(部分)
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(c)兵庫・大乗寺

安禄山と史思明の乱を鎮圧した唐の武将 郭子儀が描かれています。


「松に孔雀図」と「郭子儀図」は、
いずれも兵庫県香住にある高野山 真言宗 大乗寺 客殿の襖絵です。

大乗寺 客殿の165面の襖には、
円山派の障壁画が描かれています。
すべて国の重要文化財に指定されています。

大乗寺は、別名、応挙寺と呼ばれています。


国井応文・望月玉泉の「花卉鳥獣図巻」(部分)

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(c)京都国立博物館

円山応挙は、写生画について、
「絵というのは、物事を写し、心を伝えるものだ。
 実物に即して新たに描くのでなければ、
 絵とは呼べないのではないか。」と語っています。

アサヒビール 大山崎山荘美術館で開催されている、「東山魁夷のスケッチ 欧州の古き町にて」に行きました

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この展覧会では、東山魁夷が、デンマーク、ドイツ、オーストリアの旅で制作した
スケッチ、習作、本制作の作品が展示されていました。

これまで何回か、東山魁夷の展覧会に行きましたが、
今回の展覧会で初めて見るスケッチもあり、
興味深かったです。

印象に残った作品は、2つの作品でした。

「静かな町」

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(c)長野県信濃美術館

ドイツのヴィムプヘンの町並みが描かれています。


「丘の上のローテンブルク」

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(c) ヤング開発株式会社

ドイツのローテンブルクの町並みが描かれています。

兵庫県立美術館で開催されている、「印象派からその先へ 世界に誇る吉野石膏コレクション展」に行きました

この展覧会では、山形美術館に寄託されている、
吉野石膏コレクションのフランス近代絵画が、
72点展示されていました。

印象に残った作品は、3つの作品でした。

クロード・モネの「サン=ジェルマンの森の中で」

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(c) 吉野石膏コレクション

森の奥へと続く小道を描いています。
幻想的な雰囲気の絵でした。

クロード・モネの「睡蓮」

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(c) 吉野石膏コレクション

ジヴェルニーにある、
モネの自宅の庭の睡蓮を描いた作品です。


アルフレッド・シスレーの「モレのポプラ並木」

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(c) 吉野石膏コレクション

アルフレッド・シスレーは、ロワン川の流れを中心に、
落ち着いた雰囲気の風景を描いています。

プロフィール

青山昌仁

Author:青山昌仁
開業20年目
兵庫県司法書士会 所属
趣味:合気道、卓球、料理、読書、将棋

  ◆青山司法書士事務所の
    ホームページはこちら◆

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