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成年後見の研修に参加しました

兵庫県司法書士会館で行われた、公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポート 兵庫支部の成年後見の研修に参加しました。

テーマは、イギリス成年後見制度(支援者としての後見人制度)
-本人の最善の利益(ベスト・インタレスト)を探す前に-です。

イギリスの成年後見制度(the Mental Capacity Act 2005)は、
「後見人は、本人の代理人である前に、支援者である」という考え方に
基づいて設計されています。

後見人は、本人自身が意思決定を行うことができように、
情報提供、助言、コミュニケーション方法を工夫するなど、
できる限りの支援をします。

これは、本人の意思決定能力を否定する必要はない。
意思を決定する過程で、適切な支援を得られさえすれば、
本人は、自ら意思決定をすることができる。
支援は、本人の主体性を回復するための過程である
という考え方に基づいています。

そして、後見人ができる限りの支援を行っても、本人が意思決定できなかった場合に、
後見人が決定を代行します。

代行決定に際しては、本人にとっての最善の利益にかなう決定を行うこと(ベスト・インタレストの尊重)が、後見人に義務付けられています。
その人らしい決定を実現するため、
本人の健康、幸福、安全について、真摯な関心を有している
家族、友人、介護・医療サービス提供者などの関係者と相談しながら、
本人にとっての最善の利益(ベスト・インタレスト)を探し出すプロセスを必ず経る必要があります。

日本の成年後見制度における被後見人のための意思決定の在り方、
本人の医療を家族が同意代行する在り方、ケアの在り方など、
イギリスの制度から学ぶべきことが多いように感じました。
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プロフィール

青山昌仁

Author:青山昌仁
開業18年目
兵庫県司法書士会 所属
趣味:合気道、卓球、料理、読書

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